こんにちは、舘林です。
このほど「学生医」という制度を設けることが、全国医学部長病院長会議で明らかにされました。
臨床実習のための能力の“お墨付き”を与えることで、診療参加型実習への患者・家族の了承を得やすくするのがねらいのようです。
また、知識偏重の医師国家試験の見直しや初期臨床研修の到達目標の改変、離職した医師の再教育などの目的も…。
対象は医学的知識を問う試験と、客観的臨床能力試験をパスした医学生のみ。
イメージ的には「医学生」+「医療行為」=「学生医」という感じなのでしょうか?
人体に触れる仕事である以上、知識は勿論のこと、実際に手を動かせることは安全を担保する上で欠かせないことなので、医師免許取得前から実際に医療行為を行なわせるというこの制度は、なかなかいいアイディアだと思います。
ただし、どこまでさせるか、が問題ですが…。
いずれ歯科でもこういう制度が導入されるかもしれません。
13年度秋に、初回の認定を行う予定ということです。
「医」が「学生」のアタマにつくか、オシリにつくかで意味合いが大きく違ってくるということになりますが、混乱は必至(?)です。