オッセオインテグレーション
チタンと骨の結合
オッセオインテグレーションとは、チタンと骨が直接結合することをいいます。
下の写真は、チタンと骨が結合している様子です。
この現象をブローネマルク教授は、「Osseo - 骨の」+「integration - 結合」の意味を合わせ、オッセオインテグレーション(Osseointegration)と名づけました。
Osseointegration
生活を営む骨組織とインプラント体とが光学顕微鏡レベルで直接密着し、持続した結合状態を呈し、インプラント体に加わった力が骨に直接伝達される状態。 osseous + integration(骨から成る+完成、統合、一体化)
なぜ人間の身体にとって異物である、金属の人工歯根(インプラント)が受け入れられ、自分の歯のような感覚で使えるようになるのでしょうか?
それは、人工歯根が単純に骨に埋め込まれるのではなく、チタンの膜を覆っている酸素分子を通してあごの骨と強く結合し、まるで生きた骨として取り込まれ安定した状態になるからです。