インプラントによる治療法
失われた歯根部分にチタン製の人工歯根を埋め込み義歯の支えとするのが、今日行われている歯科インプラント(人工歯根)の一般的な治療法です。
この治療法のメリットは、残っている健康な歯へ負担をかけない点にあります。さらに、骨には天然歯と同じように刺激が伝わり、良く噛めるうえに骨の変化も少なくなることが知られています。
インプラント治療では、ブリッジ治療のように両隣の健康な歯を削る必要はありません。
ですから、両隣の歯はそのままで負担もかかりません。
歯を失った箇所に人工歯根(インプラント)を埋入します。
入れ歯のように取り外す必要もなく、特別なメンテナンスは必要ありません。
インプラントは骨に固定され、力を入れて噛むことができます。
食感も天然歯に近く、食べる楽しみを取り戻せます。
インプラント治療が制限されるケース
- 妊娠中の方
- 全身疾患のある方
- 他の歯根に感染症がある方、歯周病の方
- 骨の量が少ない方、骨粗鬆症の方
- 高血圧、糖尿病、心筋梗塞、狭心症、ペースメーカーを入れているなど、既往歴や持病をお持ちの方は、インプラント治療に支障がないか主治医にご相談ください。
インプラント治療が適用できないケース
- 骨の成長が終わっていない16歳前後の方
- チタンのアレルギーを持っている方
- アルコール依存症の方
- 歯磨きなど日常の手入れが充分にできない方
- 歯科医師との協調が得られない方