GBR法(骨再生療法)
インプラントの埋入予定箇所に、患者様自身の骨もしくは人工骨を入れた後、メンブレンという特殊な膜で覆い被せ、骨を造成させる治療法です。GBR法の処置と同時にインプラントを埋入する場合もあります。メンブレンには吸収性と非吸収性のものがあり、非吸収性ものは次の外科手術時に外します。
GBR法(骨再生療法)
手術前に歯科専用CTで撮影診断し、骨の痩せ具合などを把握します。
4番の根付近の炎症が原因で、骨が痩せて(吸収して)います。
この状態ではインプラントの初期固定は難しいです。
インプラントの理想的な埋入角度や深さを、実際に埋入箇所に挿して確認します。
骨がなくインプラントがほとんど見えています。
インプラントの埋入位置を決定し、その隙間部分に自家骨を充填します。
この段階では、まだインプラント自体は固定されていない状態です。
※自家骨:インプラント埋入時にドリル切削で集めた骨を集めておく。
自家骨を入れた部分を特殊な膜(メンブレン)で覆います。この処置により、メンブレンの内側で歯槽骨造成が行なわれます。
メンブレンで覆ったまま歯ぐきを縫合します。この状態で半年前後の期間を待ちます。
メンブレンの内側に入れた自家骨を中心に、しっかりとした骨ができインプラントを支えています。
インプラントが完全に覆われているのを確認できました。