安全性というのは一体何によって担保されるのでしょうか?
変な書き出しですみません、舘林です。
私たちは人様の体に傷をつけることが許されている職業ですが、一歩間違えれば傷害罪に問われかねません。
創設以来、大きな事故には遭遇していませんが、今後も安全なインプラントを提供していくには施設として何が必要か…。
いろいろな意見がありますが、ひとつは院内に「抑止力」があるということではないかと、ずっと考えています。
「インプラントをする」という意見に対して「~の理由でインプラントは出来ない」と言える、部門なり人がいることが大切な気がしてなりません。
例えば3.11から引き続いている原発問題も、以前からもっと抑止力が効果的に発揮されていたら、事情は今とは違っていたかもしれません。
全身管理を行なっている立場上、わたしがその抑止力のような役割を担っていますが、岡田先生と意見が食い違うことが稀にあり、そんな時は侃々諤々やりあいます。
私の意見が通ることあれば、論破されることも勿論あります。
この激しい主張のぶつけあいは神経を消耗しますが、時として「目からうろこ的」な手術法や管理法の工夫点がポロリと転がり出してくるので、とても有意義です。
「安心・安全なインプラントのご提供」。
これを合言葉に、丁々発止やっていきます。