昨日、岐阜県にある朝日大学歯学部の学生実習にサポート参加してきた。
模型による歯科治療の実習を直接指導したのだが、その熱心さに驚いた。
私が学生の時分は、ここまでではなかったような気がする。
現在の歯科医師国家試験の合格率が70%程度ときびしい状況であることが、こうした姿勢の変化の背景にあるように思う。
特に私立大学は合格率が下がると、次年度から学生が集まらなくなるという現実がある。
自然、大学教員の教育に対する取り組みも真剣になる。
しかし成績不振の学生は毎年1～2割ほど、留年という憂き目に遭う。
学生は国家試験にストレートで合格したいと願っている。
もちろん留年もしたくない。
だから教員も学生も自ずと熱心になる。
勉強しているがなかなか成績に反映しない学生は、もっと熱心だ。
私の性格上、一生懸命に頑張っている人には時間の許す限り、その情熱に応えて分かるまで教えるようにしている。
数時間、休みなしでの実習であったが、非常に有意義な1日であった。
ついでに昨日は実習方法の改善についてもアドバイスさせてもらった。
お世話になった永原國尾央 教授、田邊俊一郎 准教授には感謝でいっぱいである。
そして朝日大学の後輩たちには、エールを送りたいと思う。