先日、非常に尊敬する先輩から本を頂いた。
(息の発見/五木寛之著)
「人は息を吐いて生まれ息を吸って死す...」
呼吸法により、いろいろ見えてくるものが異なってくるという話である。
対話者の作家である、玄侑宗久さんがおっしゃるには、
「人は息を吸ってこの生を受け容れ、息を吐いて休息する...」ともある。
非常に難しい話かと思ったが、対話集なのでかなり読みやすい。
その中で、ひとつ面白いことをご紹介すると
「40代で腹七分、50代で腹六分、60代で腹五分、80代で腹二分、90代で腹一分、100歳で霞(かすみ)を食って生きる」
「しかし、胃の大きさがどんどん小さくなるのを防ぐために、たまには腹いっぱい食べることも必要」らしい。
…なかなかおもしろい。