こんにちは、舘林です。
アテネ、北京、ロンドン、リオデジャネイロといった歴代のオリンピック開催都市にはすべて、罰則付きの受動喫煙防止法または条例が整備されましたが、2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、やっと日本政府も検討をはじめました。
公共の場を屋内全面禁煙とする法律が敷かれている国が多数あるなか、我が国では努力義務にとどまり、WHO(世界保健機構)に言わせると「世界最低レベル」なんだとか…。
11月17日付朝日新聞記事によると、屋内禁煙などの対象となる主な業界団体の聞き取り調査の結果が出そろったようで、これを各団体別に見ると、なかなか面白いです。
全国麻雀業組合総連合会や日本遊技関連事業協会は「喫煙するお客が多い。経営に影響。」と慎重姿勢で、これはそうだろうなぁーと素直に頷けました。
日本フードサービス協会や全国飲食業生活衛生同業組合連合会は「経営悪化を招く。各店の判断に任せ、客が選べばいい。」という意見である一方、同じ飲食ながら全国焼肉協会は「喫煙室の有無で来客に影響すると不公平だから、建物内禁煙を。」と主張しており、もしかすると焼肉の煙は喫煙衝動を抑えるのかも、と無駄なことを考えてしまいました。
ちょっと苦しいのが日本旅館協会。
全日本シティホテル連盟が「禁煙室の需要が増えている。規制に対応する。」と述べている中で「共用部は禁煙で部屋は分煙に。宴会場は客の判断に任せたい。」と少し煮え切りません。
いろいろな団体の事情が絡み合い、法制化は難航しそうです。
この件に関して私はどうかというと、近所に「びっくりドンキー」がありまして、数年前に家族でいきましたが、当時は店内分煙でたばこ臭くて食事どころではなく、もう来るのやめようと誓いました。
先日チラシが入っていて、全面禁煙となったことを知り、家内と今度行こうかという話しになりました。