毎年この時期に、嘱託医として中学生の歯科検診を行っている。
はじめて既に30年以上になる。
治療の行き届いた中学校で、永久歯の虫歯がある生徒は1クラスあたり2、3人である。
しかし、中学1、2年の時期は永久歯と乳歯が混在していて、綺麗に歯磨きをするのが難しい。
歯磨きがしっかり出来ているかどうかを調べたが、半数は上手くできていない。
歯肉炎も二割の生徒に見られた。
虫歯にしても歯肉炎にしても、予防が大切である。
もっと自分の口の中を見つめてほしい。
生活習慣の中に歯ブラシの時間をしっかり入れられるように、親御さんの協力も仰ぎたい。