こんにちは、舘林です。
熊本地震後、肺炎による入院患者数が前年同期と比べて倍増しているそうです。
避難生活が長期化する中、歯磨きなどの口の中のケアが不十分になると、特に高齢者は口の中の細菌が気管に入って引き起こす誤嚥性肺炎の危険性が高まります。
生活がいつもと大きく異なる状況に陥ってしまうと、食事や排泄、住居の確保などが優先され、口の手入れが疎かになってしまうのはある意味仕方がないことだとも思います。
ただしこれが長引いてしまうと、高齢者を中心に思わぬ事態に発展してしまうことを是非、ご承知いただきたいと思います。
呼吸器ばかりではなく、例えば食道がんの手術前にしっかり口腔ケアをするのとしないのとでは、治癒期間が変わってくるとの報告もあります。
岡田先生は熊本の歯科医師の要請に応じて、被災地のためにモンダミン1000本を確保しましたが、お役に立てたでしょうか?
今日最寄りの駅に向かう途中のケーキ屋さんで、店員さんがタイル張りの店先をデッキブラシでゴシゴシ洗っていました。
ああ、これも口腔ケアに通じるなぁと思いつつ、足早に通り過ぎました。