自院の長期経過症例の統計学的分析|大阪インプラントセンターImplant情報

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自院の長期経過症例の統計学的分析

自院の長期経過症例の統計学的分析

インプラント治療における11年間の臨床経過観察から

11年間で埋入した8,903本で、フォローアップされた7,545本について検証。
ワイドインプラントや、機械表面仕上げは残存機能率が低く、上顎結節部への応用は有効。
短いインプラントでは、レギュラータイプの粗面で高い成功率を示した。
即時負荷は下顎で信頼性があり、上顎ではテーパードが有効。
粗面ストレートタイプ、13㎜以上で信頼性があるが初期固定が重要で、骨移植・増生後も高い確率で、補綴物のフィットが残存機能率に影響する。

筆者は1981年より、バイオセラムやブレードインプラントを用いた治療を行い、失敗を重ねたのち、1992年からブローネマルクインプラントを臨床に用いはじめた。
その後、種々のシステムを取り入れながら、応用範囲の拡大や長期の安定性や審美性の向上を追求する為、さまざまな方法を行ってきた。
本稿では自らの統計や失敗からわかったこと、学んだこと、そして経験から知り得たことなどを、症例を交えながら示してみたい。
また、治療方法を選択する際、長期に渡って有効かつ有益であるかが必要な条件であるが、その判断基準の一つに加えていただければと考える。

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