最近口臭を気にされ、来院される方が少なくない。
口臭の原因の6割は、舌にあると言われている。
舌苔という、舌の表面に白く見える堆積物である。
これは口の中の粘膜細胞が剥がれ落ちたもので、腐敗して悪臭を放つようになる。
舌苔は食物をよく噛むことで自浄される。
欧米では舌を磨くという習慣があるが、日本ではまだあまり普及していない。
タングスクレイパーと呼ばれる舌専用の汚れ落としで、毎日清掃する。
もちろん、歯周病も口臭の原因となる。
歯周病治療と合わせて舌のケアを行うと、口臭はかなり抑えられるはずである