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通勤時間の使い方

本こんにちは、舘林です。

通勤に片道1時間かかります。
その間、タメになるものからタメにならないものまで本を読んでいますが、老眼が進んで文字を追うのがツラくなってきました。
最近、いろいろな電子書籍が売りだされていて、文字の大きさを自由に設定できたり、何百冊もの書籍データを保存することが出来たり、インターネットで読みたい本を即座に購入できたりと、読書好きにはたまらない環境です。

ところがまだまだデータ化された書籍数が十分でなく、結局は紙媒体のものを購入した、なんてことはしょっちゅうなようで、電子書籍に早々と乗っかった家内も嘆いておりました。

私も何度か購入を考えましたが、やはり本は目と左手で読むものだと思っています。
左手の親指と人差し指で感じる厚み…。
物語があまり収束に向かっていってないのに、左手で感じる厚みがどんどん薄くなっていく時は、「一体どんなんふうに閉じる気なんだい!」誰とはなしにと叫びたくなるほど、ドキドキします。

あと少しで読みきりそうな本の時はもう一冊、未読本をカバンにしのばせなければなりませんが、老眼鏡にでも頼って、今しばらく紙にこだわってみようと思います。

時計にしても、音響機器にしてもデジタル一辺倒にならないのは、わりと居心地のいい、ゆるい隙間がアナログには結構残されているからではないでしょうか。

ところで今読んでいるのは新堂冬樹「無間地獄」。
“黒”新堂、やっぱりコワいです…。

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