ダイエットの成否は食事量と運動に左右されるが、どちらも口の健康(形の整った歯、安定した噛み合わせ)があってのものである。
今回は特に食事に関してお話させていただく。
歯の形にはそれぞれ意義があり、前歯は噛み切る、奥歯(臼歯)はものをすりつぶすという形の応じた役割がある。
虫歯で穴があったり、歯周病ではがぐらついたりすると正しく歯が機能しない。
ダイエットの有効な栄養素についても咀嚼が不十分だと、吸収が悪くなり効果が半減する。
例えば、便秘解消に有効な野菜などの食物繊維がしっかり体に取り込まれていないと、思うように体重は減ってくれない。
そればかりか歯の間に詰まるとイライラして、これでは精神衛生的にも良くない。
また、食べる順序にも配慮が必要だ。
まず野菜から食べて、急激な血糖値の上昇を防ぐ。
それから肉類などで、炭水化物は最後がいいようだ。
脳の満腹中枢が働くまで約20分を要するということなので、早食いはさけたい。
この食習慣が身につくと、中年以降もメタボにはなりにくい体質になるという。
まさに賢く食べてダイエット。
口の健康に注意して、いつまでも若々しい身体でいたいものだ。