上顎小臼歯部から反対の小臼歯部までの8本欠損部に、インプラントを4本埋入させていただいた。
もともとここにはブリッジが入っていたが、かなりグラグラで食事もままならなくなっていたそうだ。
そのグラグラのブリッジと次第の歯を除去し、インプラントを埋入した。
1時間後、予め作製しておいた固定式の仮歯を、奥の大臼歯に接着して固定させた。
患者様は仕上がりに満足され、喜ばれて帰宅された。
しかし1週間後の再診時、仮歯をよく見ると、歯の長さが少し短く、内側に入っている。
私が思っているのと同じような印象を、患者様も持たれていたようだ。
仮歯といえども、インプラントが骨と結合する数カ月間、患者様の体の一部となって働かなければいけない。
できるだけ快適に使っていただけるよう、よく相談しながら改めて作り直し、満足いただいた。