父親が今年9月に他界した。
約半年間、誤嚥性肺炎に悩まされた。
つまり上手く食事を飲み込むことができなくて、気道に食物や唾液が入ってしまうのである。
食べるリハビリ指導をちゃんと出来る専門家の少なさを痛感した。
大学での教育や研究がやっとなされてきたところだが、日本大学歯学部の摂食機能療法学講座の初代教授に、上田耕一郎 先生(55)が就かれた。
午前は外来、午後は往診、夕は病棟へ。
週末は各地で講演と、忙しい日々を送られている。
先生の著書に
『長生きは「唾液」で決まる』
『医療はひたるものではなく利用するもの。最高の主治医は自信です』
がある。
食べる専門家が増えることを望む。