おかげさまで、たくさんのインプラント手術をさせていただいている。
患者さまに美味しいものを、たくさん楽しんでもらえるように。
埋入したインプラントは、ご自身の歯に代わり長く機能させたいと常々願っております。
ただ、インプラントも万能ではありません。
残念ながら、十分活躍することなくダメになってしまうケースも、ごく稀ですがあります。
うまくいかない原因はさまざまですが、その中の一つに“感染”があります。
インプラント埋入箇所にバイ菌が侵入し、膿をたたえたり骨を溶かしたりして、インプラントがダメになってしまうのです。
それを防ぐための第一歩は、患者さまの口の中をはじめ、直に手術に係わる者や環境の清潔度を突き詰めていくこと。
これは、私がインプラントを手掛けた当初から、ずっと心を砕いてきたことの一つであります。
この実現には、スタッフ全員の協力も不可欠です。
このような長年の院内活動を、ICD制度協議会という権威ある団体へ報告し、この度「認定インフェクションコントロールドクター」の資格を取得することが出来ました。
正式な和名はありませんが、さしずめ“感染防御認定医”といったところでしょうか。
感染を原因とした不幸なインプラントをつくらないために、なお一層の感染防御に取り組んでまいります。