こんにちは、舘林です。
食欲の秋、体育の秋、読書の秋…。
ということで今回は読書にまつわる小ネタを一つ。
スマートフォンや電子書籍で小説を読むようになった方が多くなりました。
何冊も持ち運べるのはこの上なく便利だし、紙の本を収納するスペースは大幅減少。
まるでいいことづくしのように思われた電子媒体ですが、フランスとノルウェーの研究者が発表した最近の論文によると、電子媒体での読書した場合、内容の認識力に低下が見られることがわかったそうです。
紙の本で読んだ方がストーリーの中で起きたイベントを時系列に整理して記憶しやすいらしく、作品の中で「いつその出来事が起こったか?」についての正解率が著しく電子媒体に比べ高かったそうです。
原因解明にはさらなる研究が必要、と論文では結んでおりますが、私が思うに、プロットが絡まったらページをペラペラめくって不明になった部分を解決するのが、紙の本のほうがしやすいからではないでしょうか?
歳のせいでしょうか、「ロドリゲスって誰だっけ?」という具合にページを遡ることが、近頃多くなってきました。
電子媒体で排除された「厚さ」が紙の本ではあるお陰で、大体この厚みのところでロドリゲスが出てきたような気がすると、当たりをつけることが出来ます。
最近は中秋の夜気にあたり、お酒をちびちびやりながら本を読むのがマイブームです。