夜遅くまで、世界陸上を見られた方も多いと思う。
最終日に行われた、男子やり投げの日本代表村上幸史選手が、見事3位に入賞し銅メダル獲得。
女子マラソンでは尾崎好美選手が、同じ日に銀メダルを獲得した。
もちろん、女子マラソンで銀メダルを取ることは本当に大変なことで、素晴らしいことだと思う。
それと同等、あるいはそれ以上に感動したのは、男子やり投げである。
村上選手は、今治明徳高校から日大へと進学。
学生時代、野球のボールを投げると150km/hオーバーで、愛媛県下では名の知られた強肩の好投手であった。
しかし、たくさんのスカウトを断り、マイナースポーツであるやり投げに身を投じ、日本選手権10連勝。
そして、今回の世界陸上の予選で自己ベストを更新。
83m10cmという記録を残し、決勝でも82m97cmと堂々の記録。
自分の体を動かして、早く走ったり跳んだりする競技ではなくて、ある一定の重さの比較された槍を使っての競技で、日本人がハンディキャップなしでの3位入賞。
陸上競技の歴史の中で、男女を通じて本番に実力を発揮できない選手の多い中で、自己記録を更新し実力を十分に発揮するということは、尊敬に値する素晴らしいことだと思います。
自分自身も、自分なりの実力を本番で発揮できるよう、鍛錬したいと思いました。
感動を有難うございました。