25年前、一世風靡した人工サファイアインプラント。
現在の口腔内にも、しっかりとインテグレーションし残っていた。
生体組織は無菌的に丁寧に埋入手術をしてやると、現在の純チタニウムインプラントでも、25年前の人工サファイアインプラントであったとしても、インテグレーションし続ける。
しかし咬合力がその方の体重、あるいはそれ以上インプラントより骨にかかる為、持続したオッセオインテグレーションの確保と言う意味では、表面の人工サファイアインプラントのように、滑沢すぎる物よりもある程度粗面の物が、より良いとされている。
現在インプラントは、全てのメーカーが中程度の粗面であり、純チタンの物が多い。
本当に大事なことは、インプラントの材質よりも生体に優しく、無菌的に埋入すること。
(Minimal Tissue Violence : 組織に対する最小限の侵襲)
25年前の人工サファイアインプラントが、しっかりとインテグレーションしていたが、補綴的・審美的な見地から除去させて頂いた。
今回のブローネマルクシステム(純チタン)インプラントが、長い間(25年以上)保つことを期待する。