関西のインプラントするドクターの間では、お気の毒だが有名な患者さんである。
10年以上前、他院で骨膜下インプラント(サブペリ)をされ失敗。
上顎口腔内と上顎洞が、2ヶ所(12mm×22mm)(10mm×18mm)で大きく交通。
患者さんは京都大学インプラント科や私共、関西の当時有名であったインプラントをするドクターを何軒か受診された。
そのドクター達何人かで協議し、岡山大学医学部で口腔内に皮膚移植をし、上顎洞閉鎖したのが数年前。
その後、1年前に当方を訪れられ、再びインプラントをする決心をされた。
下顎肢から、18mm×30mmのブロック骨を2つ採取。
スクリューピンで止める
上顎洞底骨を閉鎖。
そして6ヶ月後、元奈良県立医大の堀内助教授ご協力の下、本日ブローネマルクインプラント、13mm~15mmを6本埋入することができた。
患者さん、本当に長い間何回もの手術お疲れ様でした。
ここまでくれば、あと一息です。
まったく骨の無い上顎に骨も作れたし、長いインプラントを埋入できた。
歯科大学、大学医学部、そして天才的能力を持った達人の協力と、コラボレーション(マルチディスプルナリー)により、成功することができた。
皆様のご協力、患者さんのご協力を感謝します。