こんにちは、岡田先生のピンチヒッター、舘林です。
毎年寒くなるに従って心配になるのはインフルエンザの問題。
普通の風邪と違って、解熱後も2日は登校や出勤を控えなければいけないのが厄介なところです。
このインフルエンザ、原因はウイルス(昔はビールスと言っていましたね)なので抗生物質は効きません。
一方で「インフルエンザ菌」というのを耳にされた方もいらしていると思います。
これは1800年代のインフルエンザの大流行の際に、原因菌として同定されたため「インフルエンザ菌」という名称が付けられましたが、後に本当の病原体は「インフルエンザウイルス」ということが分かりました。
「細菌」と「ウイルス」は全く別物なのに、紛らわしい名称だけが残ってしまいました。
ちなみに治療薬はタミフルやリレンザ、イナビル、ラピアクタといった抗ウイルス薬。
先ほど「抗生物質は効かない」と書きましたが、インフルエンザに引き続いて別の細菌の二次感染を起こすことがあるので、処方される場合もあります。
今年は倅が受験を控えているので、家族全員がワクチンを打ちました。
でもこれだけで100%防御というわけにはいけません。
手洗いとうがいを励行し、後はかからないように祈るのみです(合格も)。